みなさんこんにちは👋
「福岡市早良区の美容室で働く美容師」田中です。
今日は「ヘナで白髪染め」についてです。
毎月の白髪染めでどうしても気になることといえば、
頭皮は大丈夫なのか?
ということです。
確かにヘアカラー剤の質が年々向上しているとはいえ、さすがに「ダメージレス」というわけにはいきません。
「1mm頭皮から浮かすようにギリギリで塗布」という技術もありますが、すぐにの伸びた箇所が気になる方にとっては、それもなかなか微妙なのではないでしょうか?
頭皮の刺激を無くす為に、カラー剤を地肌につけないように塗布するか、
頭皮にほぼ刺激がないカラー剤で、根本からしっかり染めていくのか?
なかなか判断が難しいところです。
今回は「頭皮にほぼ刺激がないカラー剤」の紹介ということで、当店で使用している「アロマヘナカラー」を紹介します。
「ヘナ」とはそもそも何なのか?
ヘナというのは、インドの乾燥地域に生息する植物の葉っぱの粉です。
特有の色素(ローソニア色素)を持っている為に、白髪でも染めることができます。
この葉っぱの粉をお湯で溶かしてペーストにして塗っていくわけです。
白髪に染めるとこのように「オレンジ色」に発色します。
「100%天然ヘナ」のように「化学染料が配合されてない」というものは、通常のカラー剤と比べると「頭皮への刺激」は少ないかと思います。
しかし「植物アレルギーなどある方には反応がでる場合もある」ということも知っておかなければなりません。
なのでいくら「オーガニックだから」という理由で絶対に安全・安心というわけではないのです。
ヘナで白髪染めと使用する場合
ヘナを白髪染めで使用しているケースといえば、たいてい「何らかの化学染料」を調合しています。
白髪染めを目的として「ライトブラウン・ダークブラウン・ブラック」なんていう色合いのコントロールはできないのです。
メーカーによって調合は異なるかと思いますが「ヘナだから痛まない」という固定観念が強すぎると、ジアミン量が通常のカラー剤よりも多く配合されている「ヘナカラー」も存在しますので注意が必要です。
100%天然ヘナを使用する場合、同じハーブのインディゴを調合するか、2度染めでヘナ後に「インディゴ」で染める場合があります。
しかし「インディゴ」は感作性が強いので、インディゴで反応する方も少なくありません。
アロマヘナカラーとは?
当店オリジナルの「アロマヘナカラー」というのは、漢方ハーブ配合のパウダーカラー剤「アロマカラー」と「手選別の100%ヘナ」を独自調合したものになります。
アロマカラーは通常のカラー剤と比べて「ジアミンの量」は1 /10程度ですので、ジアミン自体に反応が出てしまう方以外には、ほとんど刺激はないかと思います。
「手選別の100%ヘナ」というのは、葉っぱの芯やヘナの葉の枝などを手で取り除いて、葉っぱのみを粉にしている上質なものです。同じヘナでも品質が全く違うのです。
アロマヘナカラーで染めると
毎月「アロマヘナカラー」で染められているお客様です。
ビフォーの状態から。
根元の白髪は気になりますが、全体をみると綺麗な艶があります。
毎月、白髪染めをしていても使用するカラー剤によっては髪の毛のメンテナンス効果もありますので、染める回数が増えた方がいい場合もあります。
全体に塗布します。
仕上がり
「アロマカラー」と「ヘナ」の調合を変えるだけで、明るさをキープしながら色味を深くできることもアロマヘナカラーの魅力です。
黒髪自体は明るくすることはできませんので、黒髪と白髪のバランスをみてご希望にあわせてカラー剤を組み合わせていく場合もあります。
ヘナで白髪染めをする場合に知っておかなければいけないこと。
100%ヘナの色は「オレンジ色」しかないこと
「ブラウン・ダークブラウン・ブラック」になるヘナは「化学染料」が多く配合されていること
アロマヘナカラーであれば、できるだけ頭皮に優しく、毛も傷まずに白髪染めができるということ
黒髪自体はヘナでは明るくすることができないということ
頭皮に優しい白髪染めは「ヘナ」以外にもありますが、カラー剤によって特徴やメリット、デメリットがありますので「髪の毛を痛めずにヘアカラーを楽しみたい・白髪を染めたい」という方は
やはりプロの美容師にご相談されることをオススメします。